2015-01-01から1年間の記事一覧
"Netflix", "Amazon Prime", "Hulu"と、映像ストリーミング配信会社が日本でぞくぞくサービス開始したので、最近はこれらを見るのにはまってます。 (Huluは2年くらい前から加入していたのだけれど。) よく見るのは映画よりもTVドラマ。 特に英語圏で製作…
春の週末に遊びに行った友達が住む公営団地では、いい感じにほったらかされた草花が春風にほわほわと揺れていて気持ちよかったなあ。 あの環境は、年月が経ってよくなったもののひとつ。 ただし、住戸内の水回り設備や間取りはやっぱり昔ながらで、今の生活…
現代に建築を作るとき、個人の作家性うんぬんというのはおかしい。建築家が個人の感性で仕事ができた時代はとっくの昔に終わっている。 時代を遡って考えてみよう。建築家が個人の感性で建築を建てていた時代。 例えば村野藤吾や吉田五十八。 彼らは茶室や高…
最近、生きて行く上で収集して処理しなければならない情報が昔より格段に増えていると感じる。具体的には子育てのことだったり、健康管理のことだったり、お金に関することだったり。 情報処理が不得意な人にとっては相当に生きづらい世界なんじゃないか。 …
中国や他の新興国で依頼される仕事というのは、ゼロベースのものが多い。 ゼロベースというのは、真っさらな土地にホテルと商業施設とコンベンショナルセンターを計画したいんだけど、とりあえず絵を描いてみて。」という依頼のこと。 規模も決まっていない…
ハワイに行ってきた。 小さな子を連れての旅行だから、飛行時間が長すぎないこと、ホテル近くで楽しめることと、ぼーっとできる自然豊かな場所、で選んだらハワイになった。 で、行ってみたら大正解。さすが先輩パパママがこぞって進める場所だ。 子供だけじ…
ベンクト・ダニエルソン"愛の島々 Love in the south sea"を読む。 愛の島々 (1958年) (人と自然叢書) 作者: ベンクト・ダニエルソン,奥又四郎 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1958 メディア: ? この商品を含むブログを見る 性と文化、宗教が密接に結びつ…
最近、丹下さんや、黒川さんがデザインした日本の近代建築の多くが取り壊されかかっているよね。 日本は欧州に比べると、歴史的建造物が結構簡単に壊されてしまったり、壊されていなくてもうまく活用されていなかったりする印象があるのだけれど、それが何故…
この間、DezeenでH&deのチェルシーのスタジアムデザインをみつけました。 www.dezeen.com 建築的にも、都市デザイン的にも、とても良く出来たデザインだと思います。 私は好きです。 かつてFrank. O. Gehryのビルバオが都市への観光客を呼び込みに成功し、都…
前回の続き。 ちなみに前回あげた建築家という職能に求められる技能の(1)〜(14)は建築設計事務所が成長する過程で順番に身につけていく。 <第一期>住宅をつくっている時期: 個人に対しての建築は(1)〜(6)までの技能があればなんとかなる。 …
建築家は40代のおじさんおばさんでも若手と呼ばれる。 実際のところ、そう思う。 建築家が運営する設計事務所の成長過程を段階的にみていくと(これまでのところ昔から変わらず)以下のような感じだ。 まずは知り合いの小さな住宅をつくり(第一期)、その…
日本の住宅(1)と日本の住宅(2)でざっと戦後からの住宅建設システムの変遷をみてきたのだけど、どれもなんだか時代遅れになってしまったように思える。 ハウスメーカーの住宅は30年程度でみんな壊しているということは、どこかでライフスタイルに合わ…
続いて ストックとしての住宅研究時代 日本の住宅(1)で書いたような住宅が都市を形作りはじめると、その構造的・設備的・デザイン的な貧しさが問題になりはじめる。 そこで住宅建設業界はさまざまな実験をはじめた。 1、スケルトン・インフィル スケルト…
日本の住宅を取り巻く環境について考えてみた。 まずは戦中・戦後の住宅大量供給時代 1、戸建て住宅 戦後ハウスメーカーが続々と創立し、大量生産システムを確立したこれらハウスメーカーが住宅建設シェアを拡大していった。 ハウスメーカーのシェアが拡大…