CITIPEDIA シティぺディア

建築と都市、そこでの生活にまつわるあれこれ

"愛の島々 Love in the south sea"

ベンクト・ダニエルソン"愛の島々 Love in the south sea"を読む。

 

愛の島々 (1958年) (人と自然叢書)

愛の島々 (1958年) (人と自然叢書)

 

 

性と文化、宗教が密接に結びついていた1700-1800年代のポリネシア人達の生活をクック船長他の旅行記を紐解きながら記述した本。西洋からの訪問者(船乗と宣教師)によって、あっという間に既存の文化が塗り替えられていくさまを記述。

 

現在ではポリネシア人が生きてきた独特の世界は消滅し、西洋の船乗たちの快楽の経験が資本主義経済の商品"南の楽園"として変形再生産され消費されるだけ。