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建築と都市、そこでの生活にまつわるあれこれ

グローバリゼーション

最近ハマったTVドラマ4つ

"Netflix", "Amazon Prime", "Hulu"と、映像ストリーミング配信会社が日本でぞくぞくサービス開始したので、最近はこれらを見るのにはまってます。 (Huluは2年くらい前から加入していたのだけれど。) よく見るのは映画よりもTVドラマ。 特に英語圏で製作…

現代建築を「作家性」で捉えるのは間違ってる。

現代に建築を作るとき、個人の作家性うんぬんというのはおかしい。建築家が個人の感性で仕事ができた時代はとっくの昔に終わっている。 時代を遡って考えてみよう。建築家が個人の感性で建築を建てていた時代。 例えば村野藤吾や吉田五十八。 彼らは茶室や高…

グローバリゼーションと共同体の機能

最近、生きて行く上で収集して処理しなければならない情報が昔より格段に増えていると感じる。具体的には子育てのことだったり、健康管理のことだったり、お金に関することだったり。 情報処理が不得意な人にとっては相当に生きづらい世界なんじゃないか。 …

アイコニックな建築による都市デザインの終焉?

この間、DezeenでH&deのチェルシーのスタジアムデザインをみつけました。 www.dezeen.com 建築的にも、都市デザイン的にも、とても良く出来たデザインだと思います。 私は好きです。 かつてFrank. O. Gehryのビルバオが都市への観光客を呼び込みに成功し、都…

CGパースから考える

以前中国の物件を担当していたときに、中国人のクライアントから「あなたたちが出してくるイメージパースは良くないので、中国の会社にイメージパースをつくらせたほうがよい。」とアドバイスされたことがありました。 中国のCG会社のHPなどに掲載されている…

アジアで日本人が建築デザインをするということ

昨今のアジアの建築市場の活況はみんなの知るところです。アジア各地で仕事をしている建築事務所のみなさんも多いのではないでしょうか。 このようにアジアに世界から資本が投下され建設熱が高まっている現在、日本人の建築デザイナーの役割はとても大きくな…

フラット化する日本の建築階級、「漂うモダニズム」

槙文彦さんの「漂うモダニズム」を読みました。 漂うモダニズム 作者: 槇文彦 出版社/メーカー: 左右社 発売日: 2013/03/08 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 「あー、そうそう、そうだよねー。」と共感する部分がたくさんありました。 …

新興国での建築デザイン、3つのアプローチ

今回は中国、ドバイ、インドネシアなどの経済成長が著しい新興国で、外国人が建築デザインの仕事をすることについて考えてみたいと思います。 われわれ日本人もこうした新興国での仕事のオファーをたびたび受ける訳ですが、1回プレゼンしただけで音沙汰なか…

フラット化する世界と多様化する建築家の職能

建築家が国境を越えて建築をつくるのが当たり前になるにつれて、その職能はますます多様になりつつあるように思います。 ざっと思いつくのは以下の5種類。 (1)国あるいは都市のキャラを発見する (2)アイコニックな建築をつくることで、国あるいは都市…

日本の建築空間を売り出そう!(3)

日本建築が持つ独特の”雰囲気”を売りたいのに、日本以外では作れないというジレンマ というお題について前回は、 ・日本の建築空間を(物質/使用両面で)ユニバーサルな素材で表現して売る。 と解いてみました。 今回は、別の解法を考えます。 実際このジレ…

日本の建築空間を売り出そう!(2)

日本の建築空間を売り出したいのに海外でこれを作ろうとすると施工技術の違いから、この独特の空間がつくれない問題について考えます。 この問題って、解決策がいくつかありますよね。 例えば、そもそもこんな問題に直面しないように日本の建築空間を売り出…

日本の建築空間を売り出そう!(1)

よく言われることですが、日本の建築物の施工精度はすばらしい。 日本では、建築設計事務所が書いた設計図にメーカーの設計士さん、現場の職人さん達の知恵が加わって、細部まで気が配られた質の高い建築物ができあがります。 そんな私たち日本の設計事務所…